【大相撲】珍しい決まり手6選!いまだ出てない幻の技も!
全八十二手ある大相撲の決まり手には、めったにお目にかかれない珍しい決まり手が多くあります。今回は、その中でも特に珍しい決まり手を6つほどご紹介します。気になった方はどうぞ寄ってってください!
大相撲の珍しい決まり手6選!
以下、大相撲の決まり手で特に珍しいものを6つ一覧で紹介します。
橦木反り
相手を肩に担ぎ上げ、そのまま反って倒すという豪快な決まり手。決まり手制定以降、幕内はもちろん十両以下全ての段で1度も決まったことがないまさに幻の技。
恐らく、決まり手として最も見られない決まり手といえる。
記録としては、1929年秋場所に常陸嶌が鞍ヶ嶽に決めたのが唯一。
掛け反り
相手の脇に頭入れた状態から、反って倒す決まり手。決まり手制定以降、いまだ幕内で決まったことがなく、その他の段でもめったにお目にかかれない。
外たすき反り
四つ相撲から、上手で相手の差し手の手首をつかみ、その反対の下手で相手のつかんだ腕の向きの太ももすくい上げるよう(右腕をつかんだなら、相手右の太もも)して、体を反らして倒す。
「たすき反り」よりもさらに取組では見られず、決まり手制定以降、幕内で決まったことはなし。
呼び戻し
四つ相撲から強引に引きつけ、そのまま叩きつけて倒すといった、先の橦木反りと負けず劣らずの豪快な決まり手。別名「仏壇落とし」とも。
近年ではほとんど見られなくなった決まり手であるが、過去には太刀山、玉乃海、若乃花(初代)が得意とした。
褄取り
四つ相撲から、相手の横につけるように大きく回り込み、相手の流れた足をつかみ上げて倒す決まり手。
幕内では、2000年3月場所で曙が土佐ノ海に決めた褄取りが、唯一記録として残っている。
外無双
四つ相撲から、交差するように差し手を相手の膝の外側にかけて払うと同時に、上手で相手の差し手を抱えながら、体を捻って倒す決まり手。
最近でこそ、旭鷲山が何度か決めていたが、基本的には幕内ではまずお目にかかれない技。
総括
補足として、実は大相撲の取組において、見られる頻度の高い上位十手の決まり手だけで、約8割を占めています。つまり、決まり手の大半は、その確率的に言って全て珍しい決まり手となるわけです。
例えば、今回取り上げなかった、つかみ投げ、櫓投げ、三所攻め、外小股、大股、裾取り、鯖折り、合掌捻り、送り吊り出し、割り出しなどといった決まり手も十分に珍しい決まり手となりますし、幕内だと数十年に1度見られるかどうかといった決まり手もこの中に含まれます。
今回は、あくまでも決まり手の中でも特に珍しいものを取り上げたに過ぎないので、他の珍しい決まり手もぜひ調べてみてください。
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