【大相撲】決まり手「押し倒し」とは?

当記事では、決まり手「押し倒し」について紹介します。気になった方はどうぞ寄ってってください!

基本技「押し倒し」

「押し倒し」は、基本技に分類される決まり手の1つ。

突き押し相撲で、相手の体に片手あるいは両手を強く押し当てて倒します。この時、相手が倒れるのは土俵の内、外は問いません。相手が土俵の外へ出た際に倒れなかったら、決まり手は「押し出し」となります。

また、技の性質上、突っ張りで相手を倒す「突き落とし」と非常によく似た決まり手でもあり、時にその区別は熟練者した目を持つ人でも判断に困ることがあります。

力士によって得意な押し方というものもあり、例えば横綱・栃木山は「はず」で押し、関脇・高見山は「のど輪」で攻めながらの押し倒しを決めるのが常でした。

基本の技だけあって、決まり手の中でも上位10番以内とよく見られる決まり手で、場所中その日に目にする可能性は十分にあります。

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名勝負・名場面「押し倒し」

押し倒しが決まり手になった印象に残る取組をご紹介します。

日馬富士対稀勢の里2015年1月場所千秋楽

2015年1月場所千秋楽で見せた横綱・日馬富士と大関・稀勢の里で見せた1番。日馬富士は立ち合い早々に一気に攻め立て、そのまま押し倒し白星を上げた。

ちなみに前11月場所と翌3月場所との稀勢の里との取組で、日馬富士は全て押し倒しの3連勝を飾っている。

総括

押し倒しは、文字通り相手を押して倒す決まり手。突っ張りで倒す「突き落とし」と区別できるようになったら、あなたはかなりの上級者。