【大相撲】番付「三段目」とは?特徴や由来など詳しく解説!
番付の「三段目」ともなると、これまでの段にはなかった特徴がチラホラ見られるようになります。当記事では、それらの特徴を踏まえつつ「三段目」について詳しく解説しています。気になる方はどうぞ寄ってってください!
「三段目」とは?
「三段目」は、幕内、十両、幕下、三段目、序二段、序の口、番付の上から4番目、下からだと3番目にあたる段。番付表では、文字通り三段目に力士の名が記載されます。
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服装も変化する
三段目になると、雪下駄や公式の場での着物と羽織の着用が許されます。また、髪が伸びて髷を結えるようになるのも三段目からです。ただし、「大銀杏」は十両から。
付出が登場するのも三段目から
アマチュアで一定の条件を満たした力士は、「付出」の資格を得て、いきなり三段目最下位あるいは幕下からスタートすることができます。
三段目最下位の付出だと、義務教育を終了(中学卒業見込みを含む)した25歳未満の男子が「全日本相撲選手権大会」、「全国学生相撲選手権大会」、「全日本実業団相撲選手権大会」、「国民体育大会相撲競技(成年男子A)」のいずれかでベスト8以上に進出した1年間までとなります。
ようは25歳までに、全国大会でベスト8に入った1年以内であれば、付出の資格が得られるということです。
定員は200人
三段目は、東西にそれぞれ100枚ずつ計200名までの定員が設けられています。ただし、付出力士は人数に含まれません。
番付の段に定員が設けられるのは三段目から! 必然的に競争も三段目からより熾烈となります。
取組は7番
15日に渡って開催される本場所では、三段目を含めた幕下以下の取組は7番までと、毎日行うわけではありません。毎日15番の取組を行うのは十両以上になってから。
優勝賞金は?
三段目の優勝賞金は30万円。序二段よりも10万円アップしています。
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三段目の由来
三段目は、文字通り番付表の三段目にあったことが由来で、その名で呼ばれ始めたは江戸相撲までさかのぼります。
ちなみに、幕内や十両など、三段目以外の名称が使われ始めたのは、明治になってから。それまでは、上段、二段目、三段目、四段目、五段目と称されています。つまり、三段目は、江戸相撲から唯一その名が変わらなかった段ともなります。
総括
- 三段目は、文字通り番付表の三段目に記載されている。
- 本場所では相撲を7番取る。
- 定員は200名。(ただし、付出は除く。)
- 江戸相撲から唯一、その名称が使われていた段。
三段目にもなると力士の実力はグンとあがります。また、付出の力士が登場するのも三段目からです。逆に言えば、この段を問題なく昇進する力士は将来かなり有望です。
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