【大相撲】「序ノ口」とは? 記念すべき番付デビュー!

2019年8月31日

「序の口」は、一番下の番付であるとともに、力士が初めて番付にのる地位です。力士にとっては、いわば番付デビューとなる記念すべき地位ともいえます。

当記事では、その「序ノ口」の優勝賞金や「序ノ口」への出世、さらには昔の呼び名などを詳しく解説しています。気になる方はどうぞ寄ってってください!

番付デビュー「序の口」

「序の口」は、番付でいうところの一番下の地位。そのため、大半の力士は、この「序ノ口」に出世して初めて番付にのることになります。

白鵬や朝青龍、さらには稀勢の里など、いずれの横綱たちも皆この「序の口」からスタートしています!

例外として、アマチュアで優秀な成績を収めた力士は、幕下付出・三段目付出が与えられ、必ずしも「序の口」からのスタートにはなりません。

また、番付に応じて、力士の着用できる服なども決められていますが、序ノ口だと着用できるのが「お仕着せ」と呼ばれる浴衣のみとかなり質素。一番下の段なので当然といえば当然。

記事:力士の服装は番付によって違う!?見分け方は?

序ノ口に出世するためには「前相撲」をとる

一番下の地位である「序ノ口」も、相撲部屋に入ればすぐなれる番付というわけではありません。その出世は、番付にはのっていない、いわゆる番付外の「前相撲」で取組をとる必要があります。

ただし、今日における「前相撲」は、形式的な側面が強く、1度でも取組をとれば勝ち負け関係なく「序の口」に出世できます。

「序の口」は、出世するのにそう難しくない地位には違いありませんが、手順を踏まなければなれない地位であるということを覚えておきましょう。

記事:【大相撲】序の口以下!「前相撲」とは?昔は番付に載っていた事実                                     

優勝賞金は?

序ノ口の優勝賞金は、10万円。

基本的に力士の給料は十両に出世して初めて受け取ることができるようになりますが、優勝賞金はその対象外です。そしてそれは、序ノ口とて例外ではありません。

記事:【大相撲】幕内優勝は1,000万円 その他優勝賞金は?

取組の数は7番

場所中、序ノ口は取組を7番(休場力士などの関係で稀に8番行なわれることも)取ります。

これは幕下以下の段は全て同様で、15番毎日取るになるのは、幕内および十両になってからです

昔は「五段目」、「上ノ口」と呼ばれていた

実は序ノ口と呼ばれるようになったのは、明治時代になってから。それ以前だと、出世の上り口という意味で「上ノ口」という言葉が用いられています。

そしてさらに江戸相撲にまでさかのぼると、そもそも番付の区分けが上段、二段目、三段目、四段目、五段目としかいわれてなく、五段目が序ノ口に相当する段となります。

歴代横綱は序ノ口スタートばかり

歴代横綱で、序ノ口からではない付出で横綱になった力士は輪島のみ。その他の横綱はすべて序ノ口からスタートしています。

一説には、アマチュア上がりだとどうしても、アマチュア時代の癖が抜けきれないのが原因といわれています。逆に言えば、それだけ輪島が凄かったとも。

ただ、近年では、以前に比べてアマチュア上がりの付出力士も増え、実際、角界を大いに賑わせています。そのことからも、今後はアマチュア上がりの横綱もチラホラ出てくる可能性が高いです。時代の流れを感じさせます。

総括

  • 「序ノ口」は初めて番付にのる地位。(幕下付出・三段目付出は除く)
  • 「序の口」は前相撲をとって出世できる。
  • かつては「五段目」、「上ノ口」と呼ばれていた。

未来の横綱もここから誕生する可能性が高いです!「序ノ口」から何人かの力士をチェックしておいて損はありません!