【大相撲】「手刀(てがたな)」とは?作法の仕方や意味など詳しく解説!
懸賞を受け取る際の作法「手刀」。「しゅとう」ではなく「てがたな」と読みます。
当記事では、「手形」の作法の仕方の仕方や意味、さらにその始まりについても詳しく解説しています。取組を見て気になった方、どうぞ寄ってってください!
「手刀」とは?
「手刀(てがたな)」は、懸賞がかかった取組において、勝った力士がその懸賞を受け取る際に行う1つの作法。力士は、蹲踞(そんきょ)の姿勢から片手を出して「手刀」を切り、懸賞を受け取ります。
ちなみに切る手は圧倒的に右手で切る場合が多いですが、過去には横綱・朝青龍などが左手で手刀を切っています。
手刀の順序と意味
手刀の切る順序は決まっており、左、右、真ん中といった順序で切ります。
そして、この順序にもきちんと意味があり、真ん中が「天御中主神(あめのみなかぬしのかみ)、右が「高皇産巣霊神(たかむすびのかみ)」、そして左が「神皇産巣霊神(かみむすびのかみ)」の勝利の3神を敬い、感謝の意を伝えていると言われています。また、これとは別に、農耕に関係する神「稚産霊神(わくむすびのかみ)」、「倉稲魂神(うかのみたまのかみ)」、「保食神(うちもみのかみ)」とする説もあげられます。
始まりはいつごろ?
手刀は、1942年ごろに元大関・名寄岩(なよろいわ)が始まりと言われており、作法として完全に定着したのは1966年名古屋場所以降です。
ちなみにそれ以前は、懸賞金の受け取り方に特に決まりはなく、力士も様々な受け取り方をしています。
総括
- 手刀は、左、右、真ん中の順序で切る。
- 手刀を切る際は、真ん中が「天御中主神(あめのみなかぬしのかみ)、右が「高皇産巣霊神(たかむすびのかみ)」、そして左が「神皇産巣霊神(かみむすびのかみ)」の勝利の3神を敬い、感謝の意を示している。
- 手刀は、1966年名古屋場所以降に定着。
何かを貰うとき、「手刀」をすれば、あなたは立派な相撲通!
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