【大相撲】「タニマチ(谷町)」とは?由来やタニマチになる方法など
大相撲みていればまず間違いなく耳にするであろう「タニマチ」。相撲好きはぜひ知っておきたい言葉です。
当記事では、タニマチの意味とその由来、また、タニマチになるための方法について詳しく解説しています。気になる方は、どうぞ寄ってってください!
タニマチ(谷町)とは?
タニマチ(谷町)とは、力士および相撲部屋における後援者のこと。いわゆるスポンサーです。
どちらかといえばタニマチは個人を指す場合が多く、近年だと、高須クリニック院長として有名な高須克弥が勢、錦木のタニマチとして活動しており、占い師の細木数子は現役時代の朝青龍のタニマチでした。
タニマチの具体的な内容については、金銭的援助の他に飲食や化粧廻しの提供、さらには結婚相手の紹介といったように、受け渡しに特に決まりはなく、もうなんでもありです。
過去には小錦(KONISHIKI)が、タニマチから2億円貰ったとの話もあります。
また、タニマチによっては、車の提供をすることもザラにありますし、力士の結婚も、特に幕内力士だと、タニマチの紹介である場合が多いです。
もちろん、タニマチは、お金が全てなどというわけではなく、力士の相談役など、心の面でも大きな意味を持つ存在です。
結局、タニマチもお金以上に力士を応援する気持ちが大事だというわけです。
意外なタニマチの由来
タニマチは、漢字で「谷町」と書き、かなり独特な表現です。
実はこの谷町、元々大阪の町名であった「谷町(現:東区)」のことで、その由来は明治時代後半にさかのぼります。
当時、大阪の谷町には、相撲に熱心な医者がいて、力士を無料で診察していたといわれています。
そしてこれ以降、その医者の住んでいた「谷町」がそのまま相撲の後援者を指し示すようになったというわけです。
また、谷町の医師が誰であるかは諸説あり、現在もはっきりしていないのが実際のところみたいです。
高須院長もそうですが、当時から医者と大相撲との関わりは大きかったともいえなくもありません。
ちなみに、江戸時代においても、大名が自分のお抱え力士を持っていたことは、よく知られていることです。昔から、大相撲と後援者は切っても切れない縁だということです。
タニマチになるには?メリットは?
タニマチになるためには、力士やその部屋の後援会に直接申し込む必要があります。
また近年だと、その部屋の後援会の公式ホームページから申し込みを受け付けている場合もあります。
そちらだと、会費などがより具体的に記載されているので、もし後援会に申し込むのであれば、1度後援会ホームページの有無を確認してから、申し込むのが無難なやり方といえます。
タニマチのメリット
部屋のタニマチになると、その部屋から様々な特典が受け取ることができます。
特典内容は部屋によって様々ですが、例えば武蔵川部屋だと「武蔵川部屋印付き「番付表」の送付(年6回)」や「千秋楽パーティーへのご案内」といった特典などがあげられます。
力士個人のタニマチに関しては、正直何とも言えない部分がありますが、おそらく一緒に食事などが楽しめることが考えられます。
総括
- タニマチは、力士あるいは相撲部屋の後援者。
- タニマチの由来は、力士を熱心に見ていた医者の住んでいた町(谷町)。
- タニマチになれば、様々な特典が受け取る。
もし、応援したくてしょうがない力士がいるのであれば、タニマチも検討してみるのも良いかもしれません。
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