【大相撲】親方になる条件とは?
大相撲といえば、力士だけでなく、その指導を担う親方も目が離せません!では、そんな親方になる条件とは?当記事では、親方になる条件について分かりやすく簡潔にまとめています。気になった方はどうぞ寄ってってください!
親方になるには「年寄」を襲名!
大相撲において、親方になるということは「年寄」の名を襲名することとほぼ同義。そして、その襲名にはいくつかび条件があります。
年寄の襲名条件
年寄を襲名して親方になるには、まず前提として日本国籍を保有することが必須です。
また、自ら部屋を起こして「師匠」になる、あるいは「部屋付き」や「部屋持ち」といったように、どんな親方になるのかで、その条件も異なります。
「部屋付き」は、どこかの部屋に所属して弟子を指導する親方、「部屋持ち」は、元からある部屋を継承しその運営を行う親方のことです。
部屋の新設
- 横綱もしくは大関(大関から陥落した力士も含む)
- 三役(関脇・小結)通算25場所以上
- 幕内通算60場所以上(番付制限なし)
部屋付きの条件
- 最高位が小結以上
- 幕内通算20場所以上
- 関取通算30場所以上
部屋持ちの条件
- 幕内通算12場所以上
- 関取通算20場所以上
このように部屋を新設して師匠になることが最も難しく、次いで部屋付き、部屋持ちと難易度は下がります。言い換えれば、部屋持ちになることが、親方になる最低条件だともいえます。
また、重要な点として、年寄は実は105名までの定員があります。ですから、仮に先の条件を満たしていても、年寄の空きがなければ、親方にはなれません。
ただし、例外中の例外として、「一代年寄」と呼ばれる105名の定員には含まれない、文字通り一代限りの年寄というものも存在します。
ただ、その条件たるや幕内優勝20回以上というとてつもない条件となっているので、めったなことでは襲名されることはなく、事実、これまでに襲名した力士は、大鵬、北の湖、貴乃花といったように、大相撲の歴史の名を残した者ばかりです。
もちろん、一代年寄は自らの部屋を起こす条件を余裕でクリアしてます。
他にも横綱、大関だった力士には年寄の特例処置なるものもあるので気になった方は以下記事もどうぞ。
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総括
- 親方には「年寄」を襲名しなければならない。
- 親方になる条件は、自ら部屋を起こして「師匠」になる、あるいは「部屋付き」、「部屋持ち」 の親方にとで、それぞれ異なる。
個人的には、部屋の運営を任される部屋持ちの方が難しいイメージがあったのですが、より自由に行動できる部屋付きになるほうが難しいみたいです。ですが、やはり自分で部屋を起こすとなると条件も格段に上がります。
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