【大相撲】ソップ?アンコ?力士の体型を解説!由来や代表力士など

ソップ型?アンコ型?いずれも力士の体型を示し、角界ではよく用いられる言葉です。当記事では、これらの言葉の意味に加え、その由来、代表力士についてサクッと解説します。気になる方はどうぞ寄ってってください!

ソップ型

ソップ型は、筋骨隆々に引き締まった力士のこと。言葉の由来は、スープにとる鶏ガラに似ていたためで、ソップとはオランダ語読みしたもの。また、鶏ガラのスープでつくった寄せ鍋を「ソップだき」ともいます。

代表力士には千代の富士を筆頭に琴欧州、寺尾、霧島らがあげられます。

アンコ型

アンコ型は、お腹が突き出て丸々太ったいかにも力士といった体型のこと。言葉の由来は、魚のアンコウとかたちが似ていることから。

代表力士には、北の湖、大乃国、小錦らがあげられます。

ともに“ちゃんこ”から誕生した言葉

勘のいい方は気づいた方もしれませんが、ソップ型とアンコ型、いずれもその大元を辿ると「ちゃんこ料理」が由来です。

豆知識として、昭和40年以前の力士たちは“四つん這い”になるとの理由で、力士は牛・豚肉は食べず、もっぱら鶏肉だけを食べていました。ソップ型という言葉が誕生したのも、このような事情があったからと言えるでしょう。

小さな力士は「小兵」

番外編として、角界で体重が軽く、比較的小柄な力士のことを「小兵」といいます。これに関しては、相撲に限らずよく用いられる言葉なので、想像に難しくないはず。

代表力士には、ご存知舞の海の他にも、近年では炎鵬、宇良、石浦などの小兵力士があげられます。

総括

ソップ型は、筋肉隆々、身体が引き締まった力士。由来は鶏ガラのスープ。

アンコ型は、お腹突き出て丸々太った力士。アンコウが由来。

ソップ型は、アンコ型ともに大元は「ちゃんこ料理」から誕生した言葉。

体重が軽く、小柄な力士は「小兵」。