【大相撲】決まり手「櫓(やぐら)投げ」とは?

櫓投げは、豪快な決まり手の1つです。当記事で詳しく解説しているので、気になった方はどうぞ寄ってってください!

投げ手「櫓投げ」

大相撲における「櫓(やぐら)投げ」とは、投げ手に含まれる決まり手の1つ。

四つの状態から、相手の廻しを引きつけながら、自身の膝あるいは股を相手の内股に入れて、吊り上げるようして投げる大技です。

実際に見てみるとわかりますが、相手が投げられて宙に浮いている様子はまさに櫓。

決まり手70手が制定される前だと、上手で投げられたら「上手櫓投げ」、下手で投げられた「下手櫓投げ」との区別されていた時期も。

幕内においては、数十年に1度見られるどうかの非常に珍しい決まり手であり、2009年7月場所13日目に、横綱・朝青龍が大関・日馬富士相手に決めた際は、34年ぶりの櫓投げが出たことで大いに話題となりました。ちなみに34年前は、1975年11月場所9日目に、前頭十一枚目・青葉山が前頭十枚目・福の花相手に決めています。

また、判断が難しい決まり手でもあり、人によって櫓投げと見る場合とそうでない場合があります。例えば、2008年5月場所の、安馬と若ノ鵬との取組で、決まり手はうっちゃりと出たものの、北の湖、初代若乃花(初代)、北の富士らは、櫓投げだったと語っています。

記事:相撲決まり手白書 投げ手(十三手)

総括

櫓投げは、相手の内腿に膝を入れて吊り上げて投げる、投げ手で最も豪快な決まり手です。動画などので一度ぜひご覧になって下さい!