【大相撲】「取的」・「褌担ぎ」とは?
「取的」・「褌担ぎ」ともに主に下位力士を示す際に用いられる言葉です。当記事にて詳しく解説しているので、気になった方はどうぞ寄ってってください!
「取的」
「取的(とりてき)」とは、元々幕下以下の力士のことで、現在でいうところの力士構成員を指し示す言葉です。
ですから、近年だともっぱら序二段以下を指して使われることの方が多いです。
そういった意味で、後述する「褌担ぎ」とは意味がほぼ一緒。序ノ口、序二段といった下位力士を示す言葉と覚えてほぼ問題ありません。
「褌担ぎ」
「褌(ふんどし)担ぎ」とは、序ノ口、序二段の力士を指す別称です。
その由来は、場所中、まわしなどの力士に必要なものを入れる「明荷」と運ぶことからきています。
ですから、明け荷を運ぶ必要のなくなる三段目になると晴れて褌担ぎとも卒業となります。
現在だと死語に近いですが、年配の親方などが稀に言葉にすることも無きにしも非ず。
総括
取的、褌担ぎともに、序の口、序二段を指すという意味では共通していますが、取的だとその意味を含めた幕内以下の、より広い範囲で用いられることもあります。ちなみに近年だとそれら力士を「若い衆」、「若い者」とも。
つまり、褌担ぎでは“ない”取的は存在し、その逆はあり得ないということです。
ただ、現在だといちいち使い分けている方はまずいないので、とりあえず微妙な違いがあることだけを知っておけば特に問題ありません。まして、褌担ぎは現在では死語に近いです。
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