【大相撲】「断髪式」とは?実施日や場所など
断髪式は、引退相撲の最後のフィーナーレ。力士の髷が切り落とされ、本当に引退したんだなと実感できる瞬間でもあります。
当記事では、「断髪式」の実施日や行われる場所などを踏まえ、簡潔にまとめています。気になった方はどうぞ寄ってってください!
「断髪式」とは?
大相撲における断髪式とは、引退した力士の大銀杏を切り落とす儀式の1つ。
基本的には引退相撲の興行の最後に行われ、その実施には年寄名跡を襲名という条件があります。襲名条件は、関取として最低でも28場所の相撲をこなす必要あり。
式では、土俵上で引退する力士が袴を着て座り、引退力士の家族や親類、後援者といった関係者が、力士の髷にはさみを入れて少しずつ切っていきます。
そして、最後はその力士の親方が髷を切り落とし終わりとします。この最後に親方が髷を切り落とすことを、「止め鋏(とめばさみ)」といいます。
近年では、女人禁制がゆえに、力士が1度土俵から降りて、女性に髪を切ってもらうといったことも増えています。
ちなみに切り落とされた髷のその後は様々で、現在だとケースに入れて保管され、相撲博物館に展示されたりもしますが、過去には切り落とされた髷を即ゴミ箱に捨てたり、窓の外に投げ捨てるなど、おもしろいエピソードも多くあります。
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断髪=引退ではない!
断髪式のように、力士の象徴である髷を切ることとは、即引退のイメージが強いです。
ですが、実際には、現役時に髷を切ったからといって即引退とはなりません。むしろ、そのまま現役を続けることもでき、過去には自ら髷を切り落としたにも関わらず、現役を続けて関取に昇進した例も多くあります。
協会が正式に引退と認めるのは「引退届」を出したときのみ。ただ髷を切ったからといって引退には繋がりません。
関連記事:力士の「引退」について徹底解説!
断髪式の実施日と場所は?
断髪式が行われる引退相撲は、基本的に毎年1、5、9月の本場所終了後、その1週間後にあたる土日に両国国技館にて実施されます。
どの月に行われるかは、完全に力士が引退した日によりますが、事前告知は相撲協会公式サイトや力士の部屋のホームページでされます。
また、断髪式の見学は事前予約の有料となっているので、ファンだった力士の最後の雄姿を見たいのであれば、予約は忘れないように!
総括
- 断髪式を実施されるためには、力士は年寄名跡を襲名しなければならない。
- 毎年1、5、9月の本場所終了後、その1週間後にあたる土日に両国国技館にて実施。
- 見学には予約が必要で有料。
断髪式は、力士の髷を見られる最後のチャンス!力士のファンながら是が非でもみたいはず。実施日の確認と見学の予約は忘れずに。
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