【大相撲】「張り手」とは?突っ張りとの違いは?
張り手と突っ張り、知っているようで知らない2つの違い。当記事では、その違いに触れつつ、主に張り手がどのような技なのか詳しく解説しています。気になった方はどうぞ寄ってってください!
「張り手」は横からの平手
大相撲における「張り手」とは、手のひらを“横”に振りながら、相手を叩く技のこと。取組の立ち合いでの張り手は、「張り差し」と言います。
よく似た「突き」との違いは、平手が“正面”から出されるのか否か。ようは、正面からだと突き、横からだと張り手となるわけです。
また、突きを連続出す技がいわゆる「突っ張り」です。つまり、突っ張りは、あくまでも突きに分類される技で、張り手には含まれせん。
逆に張り手の連続に突っ張りのような特別な技名はなく、解説では張り合いや張り手の応酬などと言い表されます。
張り差しは品格に欠ける?
立ち合いでの張り手いわゆる張り差しは、大相撲において多用が禁物な技の1つ。立ち合いでは、変化や肘のかち上げなどもそういった技に含まれ、特に「品格」の面において、協会から注意が出されることもあります。
ルール上では問題ないにせよ、近年では、ご存知横綱・白鵬が多用していることで、たびたびニュースになっています。
総括
張り手は、平手は横、突きは正面、繰り出す平手の方向が2つを分ける違いです。もちろん、取組ではその区別が微妙なときもあるので、あくまでも参考程度に。
ディスカッション
コメント一覧
張り差しは、立ち合いでやるものですけど、張った後に左右どちら腕(かいな)を差す一連の流れのことですね。立ち合いの直後に張って、相手が怯んだ隙に自分の有利な差し手に持ちこむというものです。