【大相撲】「神送りの儀式」とは?行司の胴上げ!?

「神送りの儀式」では、なんと行司が胴上げされます!いったい何故!?そしてそれはいつ実施されるのか?気になった方はどうぞ寄ってってください!

「神送りの儀式」とは?

「神送りの儀式」は、本場所千秋楽の最後に実施される儀式の1つ。千秋楽では取組を終えた後に表彰、出世手打ち式と続きますが、その後の最期の最期に実施されるのが神送りの儀式です。

儀式では、出世手打ち式で土俵に上がった力士ら(新序力士)が、御幣を持った行司(基本的に一番格下の行司)を胴上げします。ちなみに御幣とは、神社などで神主が手に持って振る、木の棒に白い紙がいくつもついたもの。

これは取組前の儀式である「土俵祭」から続くもので、土俵に舞い降りた神様を、今度は天へとお送りするというものです。つまり、行司を神に見立て、無事に取組を終えたことを感謝し、力士は行司に宙へと上げて天へと帰すというわけです。

なお、基本的に千秋楽で表彰式までしか映さないTVでは、神送りの儀式を見られることはまずありません。ですから、現地へ向かうのが実際に神送りの儀式を見る方法となります。

土俵際、出世手打ち式について詳しく知りたい方は以下記事をどうぞ。

記事:【大相撲】「新序出世披露」とは?新たな力士のお披露目
記事:【大相撲】「土俵祭(どひょうまつり)」とは?

総括

  • 神送りの儀式は、千秋楽の出世手打ち式の後に実施される。
  • 儀式では新序力士らが行司を胴上げして、神を天へ送る。

行司の胴上げは、TVでもめったに放送されないがゆえに、非常に珍しい光景です。そういった意味でも見て損はないと思うので、特に千秋楽に観戦に行かれた方は、最後まで残ってぜひ神送りの儀式も見てみましょう!