【大相撲】「新序出世披露」とは?新たな力士のお披露目
「新序出世披露」は、新たな力士のお披露目の儀式。当記事では、その実施日などを踏まえ詳しく解説しています。未来の横綱もここに!?
「新序出世披露」とは?
「新序出世披露」とは、前相撲を終え、翌場所から序ノ口として出世し、新たに番付に四股名が掲載される力士を披露する儀式。
新弟子検査を合格し、前相撲で序ノ口への出世を決めた力士のお披露目の場であり、出世披露では、出世力士たちが土俵へと上がり、四股名を呼ばれた力士から前で出て観客へと一礼をします。
具体的には、関取から借りた化粧廻しを身に着けた力士が若者頭の先導によって土俵へと上がり、各自蹲踞(そんきょ)の姿勢で待ちます。
そして、所属部屋と四股名、出身地が告げられた力士は1度立って一礼、再び蹲踞。力士の紹介を終えると最後に行司が土俵へと上がり、口上を述べた後に力士らは立って四方に礼をし、土俵を下りて退場といった流れとなります。
ちなみに、かつては番付外となった力士が、序ノ口へと再出世した場合でも出世披露が行われていましたが、現在では廃止となっています。
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実施日
新序出世披露は、基本的に本場所の中日、時間は12時50分ごろより実施されます。
ただし、大阪場所だと、5日目、9日目の2回に分けられて実施され、また学生の卒業の関係から出世力士の多い春場所では、一番出世を5日目、二番出世を9日目、さらに3番出世を12日目の3回にわたって披露されることもあります。
いずれにせよ、披露時間は12時50分でほぼ固定のため、地上波で見るのはまず無理。BSでも13時からの中継となるので、1から全てみたいのであれば、現地での観戦がベストといえます。
千秋楽には「出世力士手打式」も
出世披露された力士らは、新序出世披露とは別に、その場所の千秋楽の表彰式の最後に「出世力士手打式」なる儀式にも参加します。
儀式では、力士らにお神酒が振舞われ、若者頭や世話人、親方、観客らと共に三本締めをするといったもの。
さらにこの後に行われる「神送りの儀式」では、行司の胴上げといった非常に珍しい光景を目にすることもできます。
相撲ファンなら「出世力士手打式」や「神送りの儀式」は、ぜひ1度は生で見ておきたいもの。千秋楽は最後まで残って損はありません!
総括
- 新序出世披露は、前相撲で序ノ口の出世を決めた力士を土俵で披露する儀式。
- 本場所の中日、時間は12時50分ごろから実施。ただし大阪場所は、大阪場所だと、5日目、9日目春場所だと5日目、9日目、12日目と2,3回に分けて実施されることも。
- 千秋楽では、出世を披露した力士が「出世力士手打式」や「神送りの儀式」に参加。
新序出世披露の翌場所から、力士はいよいよ本場所に臨むことになり、力士として厳しい角界の世界で揉まれていきます!
大横綱・白鵬もこの新序出世披露から力士人生を歩んでいます。気になる力士は要チェック!
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