【大相撲】力士の引退する年齢はどのくらい? 横綱の引退年齢はズバリ??歳

栄枯盛衰、いかに強かった力士も引退は必ず訪れます。では、近年における力士の引退年齢は如何ほどなのか?

当記事では、力士の引退について、横綱の引退年齢なども踏まえつつ解説しているので、気になる方はどうぞ寄ってってください!

引退は20歳前半が目安

力士の引退の年齢は平均で20歳前半。非常に早い時期に引退していることが分かります。

おそらく20歳前半で引退を決めるのは、体力の限界というよりはセカンドキャリアを考えた上での判断でしょう。

ただ、これは力士全体の話。幕内に限っていえば30歳あたりが引退の一つの目安になり、横綱も同様に平均すると30歳あたりが引退時期です。

ただ、近年のスポーツ科学の進歩のおかげもあって、30歳過ぎても幕内で元気に相撲をとる力士も少なくなりません。近年だと嘉風や玉鷲がよい例です。もちろん、個々の才能はあるとは思いますが、確実に力士寿命が延びている印象です。

横綱の引退は平均30歳

先にも少し触れましたが、横綱が引退する年齢はその他幕内力士同様に30歳を過ぎたあたりで引退する力士が大半です。

6場所が導入された1958年以降だと、初代若乃花(34歳)、千代の富士(35歳)、鶴竜(35歳)らが長く土俵を務めています。

なかでも先日引退した白鵬は、36歳という近年の横綱では最長の引退となっており、2007年の22歳という若さで横綱に昇進したことを考えると、彼が歴代でも際立った存在であることがここでも見て取れます。

なお、6場所制が導入される以前だと、古くは谷風(44歳)や阿武松(44歳)、時代が進んで黒山(38歳)や吉葉山(37歳)などなど、探せば白鵬よりも長く相撲を続けた横綱は結構います。

ですが、その時代の横綱が務めた場所の数は多くても30場所ほどで、白鵬の84場所と比べるとかなり見劣りします。つまり、6場所制でなく、年に務める場所の数が少なかったことが、横綱として長く土俵に上がれた要因だったともいえます。

記事:【大相撲】横綱の引退について

最速引退は双羽黒

やはりといういうか最も早く引退した横綱は、双羽黒。年齢にして24歳という20歳前半で引退しています。二番目に早く引退したのが玉の海の27歳ですが、これは病死によるもの。それを踏まえると双羽黒の引退が如何に異質だったことが伺えます。まあ、双羽黒が色々とワケありな力士なだけに、らしいといえばらしいです。

記事:横綱昇進後は優勝なしで引退した力士たち

総括

あれだけ強かった白鵬も先日ついに引退を決めました。高校の時から見ていた自分としてはやはり寂しい気持ちが沸いてきます。

諸行無常、盛者必衰、大相撲の世界も常ならないということを突き付けられる次第です。