【大相撲】霧馬山は鶴竜の指導で覚醒!? 二人の関係を徹底調査!

霧馬山は、大相撲で今大躍進中の力士です。あの横綱・鶴竜ともゆかりある力士として知られていて、彼の躍進は鶴竜あってのものといっても決して言い過ぎではありません。

当記事では、そんな霧馬山と鶴竜をの関係性について詳しく調査してみたので、気になった方はどうぞ寄ってってください。

同じモンゴル出身力士!

霧馬山と鶴竜は、ともに同じモンゴル出身力士。特に鶴竜といえば横綱の地位にまで上り詰めた角界の第一人者です。

そんな同郷をもつ両者ですが、霧馬山が1996年生まれであるのに対し、鶴竜は1985年生まれと、その年の差は実に10歳以上もの差があります。

つまり、霧馬山にとって鶴竜はいわばアイドル。霧馬山は小学生の頃、鶴竜が幕内で土俵に上がっているのを見て育っています。

鶴竜が兄弟子に

同じモンゴル出身の霧馬山と鶴竜。ですが、両者の関係性が大きく取りあげられるのは、出身がただ同じというわけではありません。何を隠そう二人が兄弟子、弟弟子の関係にあたるからです。

鶴竜、霧馬山ともに同じ陸奥(みちのく)部屋所属です。

面白いのは最初から二人が同部屋所属ではなかったということ。

というのも、当初、鶴竜の所属していた部屋は井筒部屋。ですが、師匠の井筒親方が死去したために、陸奥部屋へと移籍したという経緯があります。

元々、陸奥部屋に所属していた霧馬山もこれにはびっくり。なにせ憧れの横綱が突如として兄弟子となったのですから。

これぞ、何かの“縁”というやつです。

その後は、鶴竜との稽古を経て「さすが、すごい横綱だなと思った。(同じ部屋になって)本当によかったです。出稽古できないので、誰と稽古すればいいか分からない。横綱が来てよかったです」と、横綱と同じ部屋にいる喜びをかみしめています。

霧馬山は鶴竜の指導で覚醒!

横綱が兄弟子となったことは、霧馬山にこれ以上にないものとなっています。

鶴竜の移籍後は、初めての三番稽古では10戦全敗ながら、横綱との稽古を重ねてさらに技術に磨きをかけます。

記事:【大相撲】「三番稽古」とは?

後に霧馬山は、「同じ部屋になって毎日、(稽古で)胸を出してもらい、自分のことを強くしてくれた。優しい」と当時を回顧しています。

また、食事の指導を鶴竜から受けたことから、どんぶり三杯を食べ続け、体重を130㎏から140㎏の増量に成功。食事の内容に関しても、霧馬山は「納豆は最初臭くて食べられなかったけど、1年前くらいからよく食べてます。横綱が毎日食べているので。話を聞いて体にいいと聞いた」と鶴竜の食生活から成長につながるヒントを得ています。

そして、横綱というこれ以上にない稽古相手を得た霧馬山は、めきめきと実力をつけ十両から幕内に昇進。途中鶴竜の引退という驚きがあったものの、新入幕から2年ついに新三役・小結にまで上り詰めるという快挙を成し遂げています。(陸奥部屋からの新三役は2010年7月場所の白馬以来。)

鶴竜の移籍という勿怪の幸いを上手くつかんだ霧馬山は、自身を大いに成長させることに成功しました。もちろん、三役で満足したわけでなく、今後は「横綱」を目指すと語っているので、今後の活躍に期待です。

参考サイト
日刊スポーツ「霧馬山「何でも食べる」横綱鶴竜の影響で食生活改善 」
デイリー「鶴竜引退に弟弟子の霧馬山が仰天 朝の稽古でも引退の話はなく「つらかった」」
スポーツ報知「霧馬山 鶴竜と初の稽古で完敗に「さすが横綱」7月場所は上位総当たりに挑む」

総括

霧馬山は鶴竜の良いところを大いに吸収できたのでしょう。最近の躍進ぶりは目を見張るものがあります。横綱の弟弟子として、今後はさらなる飛躍を期待します。それこそ、彼が横綱になることが最大の恩返しになるでしょう。