【大相撲】横綱の昇進条件とは? 実はかなり曖昧

2019年9月19日

大相撲の最高位「横綱」。その昇進条件を気になる方も大勢いるはず。条件は、一応明記はされているものの、実はかなりあいまいなものとなっています。

当記事では、「横綱」の昇進する条件、およびその条件にあたっての問題点について詳しく解説しています。気になる方は、どうぞ寄ってってください!

横綱の昇進する条件は曖昧?

6場所制になった1958年以降、「内規」記載されている横綱に昇進には、品格・力量が抜群で、大関が2場所連続優勝か、それに準ずる成績を残すことが条件に記載されています。そして、条件を満たした力士は、横綱審議委員会の定例会委員会によって審査され、それを通って初めて横綱になることができます。

また、横綱に昇進することを、角界ではもっぱら「綱取りを果たす」といいます。

ちなみに横綱に昇進の際には、なんと「免許状」が発行されています!

記事:【大相撲】横綱には「免許」があった!?意外な事実や起源など詳しく解説!

それに準ずる問題

横綱の昇進にあたり、それに準ずる成績、すなわち2場所連続優勝に相当する成績というのは、よく問題となります。この「準ずる」というのがなかなかやっかいで、解釈の仕方によってはどうとでも受け取れるからです。

実際、2場所連続優勝せずに横綱になった力士は多くいますし、力士によっては興行上の理由で横綱に昇進、はては1度も優勝せずに横綱になった力士さえいます。もちろん横綱になる以上は、それ相応の実力や将来性が買われて横綱になったのは間違いありません。詳しくは以下記事より。

記事:優勝経験なしで綱取りを果たした3人の横綱たち

結局のところ、横綱の昇進は横綱審議委員会に認められさえすれば横綱になれるということです。近年では、その基準もかなり厳密化はしているみたいです。

総括

  • 横綱になるには、品格・力量が抜群で、大関が2場所連続優勝か、それに準ずる成績を残すことが条件。ただし、その最終判断はあくまでも横綱審議委員会。

ようは、2場所連続優勝せずとも、横審に納得させる成績を残せば横綱になれるということです。近年では、鶴竜とか稀勢の里がよい例です。ただ、稀勢の里は横綱はその後、色々と問題となりましたが…。