【大相撲】ほうきの種類や使い方を解説!

取組前、呼出は土俵を整えるためにほうきを使います。実はこのほうき、2種類あって、それぞれで使い分けがなされています。

当記事では、大相撲で使用されているほうきの種類や使い方などを詳しく解説しています。気になる方はどうぞ寄ってってください!

ほうきは「竹ぼうき」と「手ぼうき」の2種類

大相撲で使用されるほうきは、「竹ぼうき」「手ぼうき」の2種類が存在します。かたちで表すと、竹ぼうきは掃く部分が細身であるのに対し、手ぼうきはやや広め。

そして、これら2つは、呼出が土俵上を綺麗にする際に用いられ、その用途は目的によって使い分けられます。

ほうき2つをとりあえず使ってただ土俵を掃いているというわけではありません!

竹ぼうきは、土俵の内側を綺麗にする際に用いられ、手ぼうきは、土俵外の蛇の目や土俵内になる砂を整えるために用います。蛇の目とは、土俵外側25㎝幅でまかれた砂の部分のことで、実際の土俵を見れば蛇の目の部分は色が違うことがすぐに分かります。

特に蛇の目を綺麗にすることは、取組において非常に重要なことです。土俵際の判定の際には、踵が外に出たかどうかはっきりするためにも、呼出は取組を終えるごとに、毎回蛇の目を整えます。

土俵を綺麗にすることは、取組のきわどい判定をはっきりさせるためにも、とても大切なことなのです!蛇の目を整えないで、いろんな足跡がついていたら、誰のものか分からなくなってしまいます。

ちなみに、土俵を整えることは、荒れた土俵を清浄に戻すといった意味合いも含まれます。

総括

基本的に、竹ぼうきはもっぱら土俵の内側で使用され、手ぼうきは土俵の外にある蛇の目を整えるものだといえます。

そして、土俵をほうきで整える際は、何より蛇の目を綺麗にすることが大事!土俵際の判定の際には、特に重要なことです。