【大相撲】「優勝決定戦」とは?優勝を決める最後の取組!
各段の成績によって、千秋楽でのみ実施される優勝決定戦。当記事にて詳しく解説しています。優勝決める上で重要な取組なので要チェックです!気になった方は、どうぞ寄ってってください!
「優勝決定戦」とは?
本場所千秋楽において、各段の最高成績者が2名以上いた場合に優勝者を決める決定戦。幕内だと14~12勝の力士で行われる場合が多い。
優勝決定戦は、決定戦に残った力士によって、優勝の決める方法にも違いがあり、2人だとそのまま2人で取組を行い、3人だと巴戦、4人だとトーナメントといったように巴戦かトーナメント、あるいはトーナメントで3人に絞って巴戦といった方法で優勝を決めます。幕内だと過去に3人が6度、5人が1度、優勝決定戦が実施されています。
実施タイミングは、幕内だと結びの一番および弓取式を終えた後に、十両以外のその他の段は、十両の取組後にまとめて行われます。
優勝決定戦は、幕内でも年に1回ぐらいの割合で実施され、その他段も含めると生観戦で見ることができる可能性が非常に高いです。取組も、優勝が決める決定戦だけに、力士の気迫のこもった応酬が繰り広げられます。
歴史に残る優勝決定戦3選!
幕内の優勝決定戦で、特に印象的な優勝決定戦を3つほど上げたいと思います。
2001年5月場所 貴乃花対武蔵丸
近年の大相撲史を語る上で外せない一番。膝の怪我より優勝が絶望視された貴乃花ですが、奇跡的な優勝を決め「鬼の形相」を見せたのもこのとき。当時の首相小泉純一郎がはなった「感動した」など、話題に事欠かさない決定戦です。
記事:貴乃花対武蔵丸~“鬼の形相”貴乃花最後の賜杯~(2001年5月場所)
1995年11月場所 若乃花対貴乃花
時代を築いた若貴対決の決定戦。史上初の同部屋兄弟対決ともなりました。内容そのものは凡戦ですが、逆にそれが後々議論となり、良くも悪くも今日においても話題によく取り上げられています。
記事:貴乃花対若乃花~史上初の兄弟対決~(1995年11月場所)
2021年5月場所 照ノ富士対貴景勝
この記事を書いている先場所に実施された大関に復帰した照ノ富士優勝の場所。大関から序二段への陥落。そして、見事な大関への返り咲きからの優勝は、筆者も見ていて胸打つものがありました。
総括
優勝決定戦は、3人以上だと巴戦やトーナメントなど、優勝の決め方に違いがあって少しややこしいです。生観戦の際は、その点をよく押さえておきましょう。
幕内の優勝決定戦の緊張感と会場の盛り上がりは、毎度凄まじいものがあります。
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