【大相撲】「金星」って何?給料アップや隠語などを詳しく解説!
「金星」は大相撲で欠かせない用語の1つ。力士も金星を上げることは1つのステータスであり、給料アップにもつながります。
当記事では、「金星」と給料との関係、隠語、さらに過去に金星を上げた力士のランキングなどを詳しく解説しています。力士の妻が金星?気になる方はどうぞ寄ってってください!
「金星」とは?
大相撲における「金星」とは、平幕力士(前頭)が横綱を倒すことで、本当に予想だにしていない番狂わせだと「大金星」と表すこともあります。
ゆえに横綱や大関、あるいは関脇・小結の三役力士が横綱を倒しても「金星」をあげたことにはなりません。また、不戦勝や休場であげた勝ち星も金星には含まれません。
力士が「金星」を上げたことは公式の記録にもきちんと残り、さらに給金が与えられ、給料もアップします!給料に関しては後述。
ちなみに平幕力士が大関を倒すことを「銀星」といいます。ただこちらだと公式記録には残らず、給料が上がることもありません。
隠語で美人
実は大相撲の世界では、「金星」は隠語でもっぱら「美人」を表します。仮に力士同士で、彼女が金星、妻が金星などと言っている場合は、その人が「美人」だと言っているわけです。
ちなみに力士の妻は得てして「金星」が多いです。白鵬、琴奨菊の妻、あと妻ではないですが、貴景勝の母も「金星」。
「金星」をあげて年収UP!
大相撲の世界では、「報奨金」いわゆる「給金」と呼ばれる特殊な給料制度が設けられており、成績が良ければ良いほど積立式で給料がドンドン増える仕組みとなっています。そして、その「報奨金」は、「金星」を上げることでさらにアップします。
「金星」を上げると「報奨金」は10円与えられます。たったの10円!?と思われるかもしれませんが、給料が支給される際は、4000倍(2019.7)に計算したものがその力士へと支払われます。
よって、10円の4000倍は4万円となり、仮に6場所全部出場した場合だと、24万円も年収がアップすることになるというわけです。ただ休場してしまうとその分支払われる額も減ってしまいます。
「報奨金」について詳しく知りたい方は以下記事をどうぞ。
記事:【大相撲】ややこしい「報奨金」を徹底解説!その計算方法など
金星を上げた力士ランキング
- 16個 安芸乃島最高位:関脇
- 12個 高見山 最高位:関脇、栃乃洋 最高位:関脇
- 11個 土佐ノ海 最高位:関脇(2019.07現在)
過去に最も金星を上げた力士は、安芸乃島の16個。最後の金星は、1999年7月場所の横綱になったばかりの武蔵丸から、32歳という年齢で金星を上げています。
また、4位までの力士全てが「関脇」であることから、金星は三役以上に留まる力士が、より多くの金星を上といえるでしょう。当たり前といえば、当たり前かもしれませんが。
この他金星の記録についてはWikipediaにて。
総括
- 金星は平幕が横綱を倒すこと。
- 隠語では「美人」を表す。
- 金星を1個上げる給金10円が与えられ、年収24万円相当がアップ!
金星は相撲の醍醐味の1つ。力士が金星を上げるととにかく場内は盛り上がります。まして大金星ともなるともう、ひっちゃかめっちゃかです。(笑)
とにかく横綱戦は絶対に見逃さないようしましょう!
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