【大相撲】「付け人」とは? 仕事や関取との関係など詳しく解説!

よく力士の周りにぞろぞろ他の力士が付いていることがありますが、あれが「付け人」です。

当記事では、その「付け人」の仕事や関取との関係、また、付け人のつく人数などについて詳しく解説しているので、興味のある方はどうぞ寄ってってください!

「付け人」は関取の世話役

大相撲の世界において、「付け人(「若いもん」とも)」とは、十両以上の力士、すなわち関取の世話する力士のことを指します。昔でいうところの小間使いに近いです。

基本的に付け人には、同部屋の幕下以下の力士の中から選ばれますが、人数の足りてない部屋だと同門の大所帯の部屋から人員を借りることもあります。

付け人の仕事

付け人の仕事は、洗濯、入浴、廻しの着け外しに至るまでの一切です。

ある意味分かりやすいですが、昔だとトイレの後処理まですることが義務付けられていたほどです。現在は、ウォシュレットの普及によりそこまですることはあまりないみたいですが。

番付別「付け人」がつく人数

番付によって付け人がつく人数も異なります。当然ながら、その人数は番付が上に上がるほど多くなっていきます。

付け人の人数は、十両で2~3人、幕内で3~4人、そして横綱だと8~10人もの付け人がつきます。また、親方にも付け人はつきます。

これをみるに、1人の力士に対し、最低でも2人以上の付け人がつくことが分かります。

付け人と関取の関係

付け人と関取の関係は、単なる世話役とそれを受ける側には留まりません。付け人は、関取の世話をしていく中で、角界のしきたりや礼儀、相撲などについて学ぶことが、その前提にあります。

逆にいえば関取には、付け人を立派な力士にするという義務と責任があり、付け人をただこき使えばよいというわけではありません。

あくまでも、持ちもたれつの関係がそこにはあるということです。

総括

  • 付け人は幕下以下の力士。
  • 付け人がつくのは関取なってから。
  • 付け人のつく人数は、十両で2~3人、幕内で3~4人、横綱だと8~10人。
  • 付け人は関取から相撲社会を学ぶ。

残念ことですが、付け人がいうことを聞くのをいいことに、暴力事件が発生しているのもの事実です。もちろん、暴力は許されないことで、間違ったあり方です。こういったことを無くすためには、もう少し付け人に対する保証をはっきりさせたほうがいいと思います。