大相撲初心者におすすめの雑誌は?4誌を紹介!

2019年4月24日

大相撲を見始めたばかりの初心者におすすめする雑誌4誌を紹介します。雑誌の特徴や内容について説明しているので、どの雑誌を読もうかと悩んでいる方は、参考にしてみてください。

『相撲』

『相撲』は、スポーツ誌で有名なベースボール・マガジン社が発行しています。1952年からの発刊で、現在ある相撲雑誌では一番歴史ある雑誌となります。そのため、最も愛用者が多い雑誌ともいえるでしょう。

『相撲』は、年12回にわたって発行されており、奇数月号(~場所展望号)と偶数月号(~場所総決算号)で発売日が異なります。奇数月は番付発表から3日後、偶数月は場所を終えた翌週の木曜がそれぞれの発売日です。また、奇数月号には番付表が一緒についてくるので、わざわざ足を運んで番付表を購入するのが面倒くさい!といった方にもおすすめの雑誌です。

歴史ある雑誌だけあって、大相撲観戦を始めたばかりの初心者にはやや固い印象を受けるかもしれません。

『NHK G-Media 大相撲中継』

『NHK G-Media 大相撲中継』は2017年5月より新たに発刊された相撲雑誌です。編集は、NHK G-Media。

前身にあたる『大相撲中継』は、角界の不祥事問題を理由として2010年に休刊。その40年以上の歴史に幕を下ろしていました。その後の2013年6月には、『NHK G-Media 大相撲ジャーナル』として新たに生まれ変わって復刊。そして、2017年5月に発行元をアプリスタイルから毎日新聞に変えたと同時に雑誌名も『NHK G-Media 大相撲中継』と新たに改名するかたちになっています。

次に紹介する『スポーツ報知 大相撲ジャーナル』と非常に似ている雑誌でもありますが、どうやらこちらは大相撲中継の副読本として、ビジュアル重視路線でいくみたいです。ですから、初心者向けといえるかもしれません。

『スポーツ報知 大相撲ジャーナル』

『スポーツ報知 大相撲ジャーナル』も『NHK G-Media 大相撲中継』と同じく2017年5月より発刊された相撲雑誌です。編集は報知新聞。

出版社がアプリスタイルなので、元をたどれば実はどちらも『NHK G-Media 大相撲ジャーナル』へ行きつくことになります。なんでも経営方針の違いにより袂を分けたそうです。まぁ、よく聞く話ですね。(笑)

こちらは、相撲の伝統を深く掘り下げていく路線となっています。ですから、ターゲットとする年齢層も少し高めといえます。筆者としては、相撲の伝統を初心者にも分かりやすく伝えてくれるような雑誌になることを期待したいのですが、伝統を「深堀り」するみたいですから、どうしても内容が難しくなりがちになる気がしないでもないです。

『相撲ファン』

『相撲ファン』は、大空出版が2015年1月より発刊された雑誌です。従来の相撲雑誌とは意を異にしており、書籍の面も持ち合わせた一種のムック本とも言えます。発売時期は不定期。2017年11月の発売をもってVol6まで刊行されています。

『相撲ファン』は写真が多く読みやすいのが特徴。そのため、相撲初心者や女性にも読みやすいです。最近になって大相撲を見始めたばかりの人にもおすすめの一冊です。ただし、発売時期が不定期という難点があります。定期的に相撲の最新情報を知りたいといった方はヤキモキするかもしれません。

内容に関しては、インタビューが豊富でこれまでにない切り口で相撲の良さを提供しています。例としては、相撲メディアの変遷を辿る、都道府県別に力士を取り上げてその地ゆかりのものを紹介するなど。

相撲をこれまでにない角度で楽しむという点では、『相撲ファン』はまさに風雲児です。今後の発行にも大きな期待が寄せられます。

総括

よく相撲雑誌に関してあれこれ言われますが、ぶっちゃけていうと『相撲』、『NHK G-Media 大相撲中継』、『スポーツ報知 大相撲ジャーナル』の3誌に関していえばその内容にほとんど違いはありません。初心者ならなおさらそう感じるはずです。

ほとんど好みで大丈夫だと思いますが、『NHK G-Media 大相撲中継』が初心者にとっつきやすい雑誌かもしれません。ほとんど差がないことには変わりありませんが。

そして、これら3誌とは一線を画す『相撲ファン』は、初心者にはうってつけの雑誌です。特に女性におすすめができる雑誌です。とにかく企画が斬新で惹きつけられる面が多いのが特徴なので、大相撲を見始めたばかりの人でも飽きることなく読むことができるでしょう。