【大相撲】『大相撲の解剖図鑑』は観戦初心者にも分かりやすいイラスト解説!

2019年4月24日

 『大相撲の解剖図鑑』は、その名のとおり「図鑑」のように大相撲をイラストで詳しく丁寧に説明している解説書です。ほぼ全てのページに図が描かれており、その内容も非常に丁寧かつ詳しく書かれています。大相撲の解説書『大相撲の解剖図鑑』について知りたい方は、どうぞ寄ってって下さい。

『大相撲の解剖図鑑』とは?

 『大相撲の解剖図鑑』は、2016年9月10日にエクスナレッジが出版した大相撲の解説書です。監修・第三十四代木村庄之助、値段は1,600円(税別)。

 『大相撲の解剖図鑑』は、見やすいイラストを中心に大相撲について詳しく説明する文字通り「図鑑」のような作りになっています。

 エクスナレッジは、建築分野の書籍に高い評価を受けており『大相撲の解剖図鑑』以外だと『神社の解剖図鑑』や『下町の名建築さんぽ』などを出版しています。そのため『大相撲の解剖図鑑』最大の目玉であるイラストでも、建造物は細部に渡って描かれています。

 大相撲観戦初心者だと『大相撲の解剖図鑑』を読んで初めて学ぶことも多いと思います。例えばチケット購入に関して、ボックス席は相撲案内所でないと購入できない、といったような細かな部分の説明も『大相撲の解剖図鑑』ではなされています。実は筆者もこれを読んでボックス席について知りました。ただ、後で調べるとネットでも普通に出てきましたが。(笑)

 また、『大相撲の解剖図鑑』は6章仕立てで、目次は以下の通りになっています。

第1章 大相撲観戦に行こう
第2章 大相撲の舞台徹底解剖
第3章 大相撲観戦のポイント
第4章 大相撲の仕組み
第5章 力士・裏方さん解剖
第6章 資料編の内容

 イラストのカラーは白黒を基調として少し赤を交えたシンプルなものです。先の通り『大相撲の解剖図鑑』にある国技館などの建物のイラストは、細部に渡って書き込まれて圧巻させらます。

 一方で、力士などの人物画は、あえてかは分かりませんが、イラストの線がやや直線的になっています。そこが人によって好みが別れるかもしれません。

 値段が1,600円と他の相撲解説書と比べるとやや高いですが、最近出た大相撲の解説書としては一番正統派な気がします。大相撲の概説書の購入で悩んでいる初心者の方は、とりあえず『大相撲の解剖図鑑』を購入しておけば外れはないと思います。